コタシャンプーは使い続けると良くない？効果と注意点を徹底解説

コタシャンプーを使い続けるべきか迷っていませんか？美容室で勧められて使い始めたものの、「使い続けると良くない」という口コミを見て不安になったり、1本2,500円という価格に継続を躊躇したりする方は少なくありません。

結論から言えば、コタシャンプーは髪質や使い方次第で継続使用による効果が大きく変わります。特にコタアイケアシャンプー9は保湿力が高い分、使い方を誤るとべたつきの原因になることも。

この記事では、コタシャンプーを使い続けることで起きる変化、使用がお勧めできる人の特徴まで徹底解説します。

「使い続けると良くない」と言われる3つの理由

コタシャンプーが「使い続けると良くない」と言われる理由は、主に以下の3点です。

理由1：保湿成分の蓄積によるべたつき

コタアイケアシャンプー9は、リピジュア（ポリクオタニウム-52）などの高保湿成分を配合しています。この成分はヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持ちますが、継続使用により髪に蓄積すると重さやべたつきを感じることがあります。

特に髪が細い方や根元が潰れやすい方は、使い続けることでボリュームダウンしやすい傾向があります。

理由2：洗浄力とコーティングのバランス崩れ

コタアイケアシャンプー9は低刺激な両性イオン系の洗浄成分をベースにしており、洗浄力は穏やかです。そのため、保湿成分やスタイリング剤の残留が蓄積しやすく、数ヶ月使い続けると髪表面に被膜が溜まる「ビルドアップ」という状態になる可能性があります。

ビルドアップが起きると、髪がごわついたり、パサついたりすることがあります。

理由3：髪質に合わない場合の継続使用リスク

コタアイケアシャンプー9は「最もしっとり」なタイプです。そのため、元々髪が細い方、油分が多い方、ボリュームが欲しい方には重すぎる場合があります。

髪質に合わないシャンプーを使い続けると、期待した効果が得られないだけでなく、髪の状態が悪化する可能性もあります。

実際に使い続けた人の髪の変化【期間別レビュー】

コタシャンプーを使い続けた場合の髪の変化を、期間別に見ていきましょう。

使用開始〜1ヶ月：初期の変化

• 髪の手触りが柔らかくなる
• 乾燥によるパサつきが軽減
• 指通りが良くなる
• ローズ系の香りが持続

この時期は保湿効果を最も実感しやすく、多くの方が「良いシャンプーだ」と感じます。

2〜3ヶ月：効果の安定期

• 髪のまとまりが良くなる
• 広がりやうねりが落ち着く
• ツヤが出てくる
• ダメージによるパサつきが改善

髪質に合っている場合、この期間で効果が安定します。継続する価値があるかどうかの判断時期でもあります。

4〜6ヶ月以降：注意が必要な時期

• 人によってはべたつきや重さを感じ始める
• 根元のボリュームが出にくくなる
• 髪に膜が張ったような感覚
• 効果を感じにくくなる

この時期に違和感を感じたら、炭酸シャンプーでのリセットや使用頻度の調整が必要です。

コタシャンプー9の基本情報と特徴

コタアイケアシャンプーの特徴と、9番の位置づけについて解説します。

コタアイケアシャンプーの番号システム（1・3・5・7・9）

コタアイケアシャンプーは、髪質に合わせて5つの番号から選べるシステムを採用しています。

• 1番：最もさっぱり軽い仕上がり（軟毛・細毛向け）
• 3番：軽めの仕上がり（普通毛・軟毛向け）
• 5番：バランス型（普通毛向け）
• 7番：しっとりめ（普通毛・硬毛向け）
• 9番：最もしっとり重い仕上がり（硬毛・くせ毛・ダメージ毛向け）

数字が大きくなるほど保湿力が高く、しっとりとした仕上がりになります。美容室では、髪質診断をした上で最適な番号を提案してもらえます。

9番が「最もしっとり」な理由

コタアイケアシャンプー9が最もしっとりな理由は、保湿成分の配合バランスにあります。

高保湿成分リピジュアを配合

リピジュア（ポリクオタニウム-52）は、ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つ成分です。この成分が髪の水分を長時間キープし、しっとりとした質感を実現します。

PPT系洗浄成分でコンディショニング

ココイル加水分解ダイズタンパクKという高価なPPT系洗浄成分を配合しており、洗いながら髪を保護します。これにより、洗い上がりの髪が柔らかく、しっとりとした手触りになります。

低刺激な洗浄成分の組み合わせ

両性イオン系とアミノ酸系の洗浄成分を組み合わせることで、必要な油分を残しながら優しく洗えます。この穏やかな洗浄力が、髪のしっとり感を維持します。

コタシャンプー9の成分解析

コタアイケアシャンプー9の成分を詳しく見ていきます。

洗浄成分の特徴

コタアイケアシャンプー9は、複数の低刺激洗浄成分を組み合わせた処方です。

主要な洗浄成分

• コカミドプロピルベタイン：低刺激でマイルドな両性界面活性剤
• ラウロイルメチルアラニンTEA：低刺激ながら適度な洗浄力のアミノ酸洗浄成分
• ココイルグルタミン酸TEA：髪のコンディショニング効果に優れたアミノ酸洗浄成分
• ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテル：低刺激なノニオン界面活性剤
• ココイル加水分解ダイズタンパクK：髪の強度を高める高価なPPT洗浄成分

これらの洗浄成分は、いずれも低刺激で髪や頭皮に優しい特徴があります。硫酸系の強い洗浄成分は使用されていないため、必要な油分を残しながら洗えます。

洗浄力の評価

洗浄力は穏やかで、ダメージ毛や乾燥毛に適しています。ただし、スタイリング剤を多用する方やオイリー頭皮の方には、洗浄力が物足りない可能性があります。

保湿・補修成分の特徴

コタアイケアシャンプー9の保湿力を支える主要成分を解説します。

リピジュア（ポリクオタニウム-52）

ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つ高機能保湿成分です。髪表面に保護膜を形成し、水分の蒸発を防ぎます。持続力にも優れており、洗い流した後も保湿効果が続きます。

各種アミノ酸

髪の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸を複数配合しており、髪の内部から潤いを補います。

グリチルリチン酸2K

抗炎症作用のある成分で、頭皮環境を整える効果が期待できます。頭皮の赤みやかゆみを抑える働きがあります。

補修成分について

ただし、コタアイケアシャンプー9には高濃度の補修成分（加水分解ケラチンやセラミドなど）は配合されていません。そのため「ダメージを補修する」効果は限定的で、あくまで「ダメージ毛を優しく洗い、保湿する」シャンプーと考えるべきです。

成分から見る継続使用の安全性

成分面から見た継続使用の安全性について解説します。

肌への刺激性

配合されている洗浄成分はすべて低刺激なタイプで、敏感肌の方でも使いやすい処方です。継続使用による肌への悪影響は考えにくいと言えます。

髪への負担

低刺激な洗浄成分と保湿成分の組み合わせにより、髪への負担は最小限です。ただし、保湿成分の蓄積によるべたつきには注意が必要です。

アレルギーリスク

天然由来成分も含まれているため、植物アレルギーのある方は成分を確認してから使用することをおすすめします。

まとめ：コタシャンプーを使い続ける判断基準

コタシャンプーを使い続けるかどうかは、以下の基準で判断しましょう。

継続をおすすめできる方

• 硬毛・くせ毛で広がりに悩んでいる
• 3ヶ月使ってまとまりやツヤの改善を実感できている
• べたつきや重さを感じていない
• 年間6万円程度のコストを許容できる

見直しを検討すべき方

• 細毛・軟毛でボリュームダウンが気になる
• 3ヶ月使っても効果を実感できない
• べたつきや重さを感じている
• コスパに見合う効果が感じられない

コタシャンプー9は優れた保湿力を持つシャンプーですが、すべての人に向いているわけではありません。自分の髪質や悩み、そして予算に合わせて、継続するかどうかを判断することが大切です。

もし継続する場合は、炭酸シャンプーとの併用や使用頻度の調整など、べたつきを防ぐ工夫を取り入れることで、より効果的に使い続けることができます。